名古屋歯科医師が行うボトックス治療と美容外科の違いについて
歯科医は基本的に歯ぎしりや食いしばり緩和目的で施術している
歯科医におけるボトックスとは、主に歯ぎしりや食いしばりの改善・緩和が目的です。これに対して美容外科でのボトックスは、歯並びや小顔などの表面的な見栄えを調整・修正する審美効果を得ることを目的としています。
歯科医のボトックスによる審美効果は、あくまで治療を行った結果での副作用・副産物的な捉え方です。歯科医と美容外科では根本的に目的が違うので、同じ施術方法・施術効果であっても治療と美容という観点や考え方が違います。
歯科医のボトックスは頭痛や肩こりの緩和目的で行う医療施術である
歯科医が行うボトックスは、頭痛や肩こりの緩和目的で行われることもある医療施術です。食べ物を噛み砕くのに使う筋肉は咬筋と呼ばれています。
そして、歯を食いしばったり下顎を動かす筋肉を「側頭筋」と呼び、側頭筋は耳から下顎の骨にかけて付いている筋肉です。この側頭筋や咬筋が緊張し、首や頭にある筋肉や神経を圧迫することで頭痛や肩こりの原因になります。ボトックスの弛緩効果による筋肉の緊張をほぐすことで、頭痛や肩こりの緩和を促すことが可能です。
歯科医は顎関節症の緩和で用いる為審美性の追求である美容外科と一線を画す
歯科医のボトックスは顎関節症の緩和など、口元や口周りのトラブル解消や緩和を目的として用いるため、審美性を追求する美容外科とは根本的に目的が違います。医療は病気を治すための行為であって、審美性を追求して美しさを手に入れるのが美容外科です。
施術する医師にも、得意とする専門・専攻があります。歯科医のなかにも虫歯治療や矯正治療などのさまざまな分野があるように、同じボトックスでも歯科医と美容外科では、目的やスタンスがまったく別なのです。