歯ぎしりにボトックス注射がもたらす効果とメリットとは
歯茎の痩せを解消し健全な噛み合わせに導く
歯ぎしりや食いしばりは歯茎への悪影響を及ぼし、口内全体のトラブルを引き起こす原因になりかねません。歯を支えている歯茎は、物を噛んだときに加わる力を受け止めています。力を加え続けることで、歯茎は痩せて歯を支えることが困難になってしまうのです。また、知覚過敏や歯が抜け落ちるなどの健康状態への影響や、老けて見えたり不健康な印象を持たれてしまいます。
ボトックス注射で治療を行うことで、歯ぎしりを防いで正しく健全な噛み合わせが実現可能です。
歯周病リスクも軽減してくれる
歯ぎしりは歯茎に強い力を与えることで、歯周病のリスクを高めるおそれがあります。歯周病が発生すると知覚過敏などによる痛みや刺激を感じるようになり、最悪のケースでは歯を失ってしまうこともある危険な状態です。
ボトックス注射で歯茎にかかる力を抑え、歯周病リスクを軽減します。歯周病になると歯周病菌によって歯槽骨が溶かされ、歯を失う原因になりかねません。歯ぎしりは歯周病を悪化させる要因でもあるので、ボトックス注射はそれらを抑えるのにも効果が期待できます。
歯茎のアンチエイジング効果が期待できる
ボトックス注射は美容外科にも幅広く使われている施術で、歯科治療においても副作用としてアンチエイジング効果が期待できます。顎の筋肉の緊張緩和によるエラ張りの改善や、筋肉の収縮によるしわやほうれい線を取れるなどの効果が得られるでしょう。
また、歯ぎしりや食いしばりによる歯茎への圧力を抑えることで、歯茎の痩せ細り予防にもつながります。ボトックス注射は歯科治療の効果だけでなく、手軽にできる審美回復といったメリットが多い治療方法です。