自分でできる食いしばりを改善するための方法や治療法

食いしばりに効果的な咬筋のストレッチ方法

食いしばりで固くなった咬筋は、自分の手でほぐすことも可能です。まずは、咬筋の場所を確認しましょう。片方の手の親指と人差し指を広げて指の間に顎を乗せ、少し力を入れて奥歯を噛みしめて固くなった、もしくは膨らんだ部位が咬筋の場所です。左右の咬筋それぞれの手で優しく円を描くようにストレッチしていきましょう。

ストレッチ中に口を開閉したり、少し強く咬筋を押してみるのも効果的です。空いた時間や自宅でできる手軽な咬筋ストレッチなので、ぜひ実践してみてください。

舌を正しい位置に置くトレーニングで歯ぎしり予防

まず最初に、自分の通常時の舌の位置をチェックしてみましょう。舌が上顎に付いていれば問題ないですが、そうでなければ意識的に同じ位置に動かしてください。次に、上顎の前歯中心にあるくぼみ部分に舌先を付けた状態にし、舌全体を上顎に密着させます。

その状態を保ち、口の開閉を10~20回、回数は自己判断で構わないので数セット繰り返しましょう。慣れてくれば自然に正しい位置に舌を置くことができ、歯ぎしり予防に役立つのでぜひ試してみてください。

マウスピースをつけるスプリント療法で治療ができる

スプリント療法とは、就寝中時にマウスピースを装着して顎関節症や歯ぎしり・食いしばりの症状を軽減する治療方法です。 寝ているときに行う治療法なので、負担なく気軽にできるでしょう。スプリント療法で使用するマウスピースは、病気や症状、改善目的に合わせてその都度オーダーメイドで製作します。基本的に前歯のみに装着するので、負担や違和感が少ない方法です。

スプリント療法は保険適用が可能で、費用も約5,000円程度。どなたでもお手軽に受けられます。

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